蒲田泌尿器科皮ふ科クリニック
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蒲田クリニックモール内
慢性前立腺炎
排尿障害の最も多い原因です。
前立腺は膀胱の下にあり、膀胱からでた尿道を取り囲んでいます。
この前立腺が加齢に伴い肥大することにより尿道が圧迫され(機械的閉塞)たり、前立腺平滑筋が緊張して過剰に尿道を締め付けている状態(機能的閉塞)です。
年齢に関係なく、下腹部・尿道・陰茎・精巣・肛門周囲等に鈍痛や不快感を感じ、頻尿・排尿痛・残尿感を感じることもあります。
強い症状はでませんが、改善するのに時間がかかり、生活の質がおち、尿検査で異常を認めないため泌尿器科を受診しても「異常ないです。」といわれることもしばしばある疾患です。
前立腺肥大症
前立腺が加齢とともに肥大化することにより、尿道や膀胱が圧迫され、さまざまな排尿障害がでてくる病気が前立腺肥大症です。
少しずつ圧迫が強くなり勢いがなくなったり、尿を出し終えるまでに時間がかかったり、排尿がとぎれることもあります。
また膀胱にも影響が出て、急に尿意がきて漏れてしまいそうになったり、排尿回数が多くなったりします。
また尿が出しきれず、自分では尿を出したつもりでも膀胱に尿が残ることがあります。
残尿が多くなってくると、腎臓に悪影響がでることがあります。
前立腺肥大症の治療は、症状が軽ければまず薬物療法を行います。薬の効果は症状が軽いうちほど高いのですが、放置したまま悪化してしまうと外科的手術が必要になる場合も少なくありません。
前立腺癌
年齢別での発症は、45歳以下ではまれですが、50歳以後その頻度は増え、70代では10万人あたり約200人、80歳以上では300人以上になります。
このように、前立腺がんは高齢者のがんであるといえます。
前立腺がんの原因は遺伝子の異常と考えられており、加齢と男性ホルモンの存在が影響しますが、いまだ明確ではありません。そのため、効果的な予防法も明らかではありません。
前立腺癌に特有な症状はなく、がんが大きくなって尿道が圧迫されると、前立腺肥大症と同じ症状が現れます(ex,尿が出にくい、尿のの回数が多い、排尿後に尿が残った感じがする、夜間の尿の回数が多いなど)。