男性のよくある症状

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蒲田泌尿器科皮ふ科クリニック

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男性のよくある病気・症状

男性のよくある症状

男性に特有の臓器としては、前立腺・精巣・精巣上体・陰茎があります。これらの臓器にまつわる疾患について説明します。

血精液症

精液に血が混じる病気です。新鮮な血液が混じる場合はピンク色になり、古い血液の場合は茶褐色になります。射精痛などの症状はありません。偶然に気づくことがよくあります。
原因としては前立腺や精嚢に炎症をおこし、炎症性に出血するのが一番多いです。それ以外では腫瘍性に出血して血精液となったり、アレルギ-が関与しておこったりすることもあります。 精液中の最近や結核菌検査をしたり、CTやMRI等で精嚢腺、前立腺の携帯を検査します。

精巣癌

精巣がはれて硬くなりますが、痛みはないのが特徴です。
大きくなりすぎるとひっぱられて鈍痛がくることはあります。精巣にできた腫瘍が悪性の場合には、精巣がんと診断されますが、悪性と良性の発生比率は、9:1と悪性のものが大多数を占めます。
20~30歳代の若い世代に多く発症しますが、次いで60歳代にも発生のピークがあります。特に通常がんになりにくい20歳代の男性がかかるがんでは、すべてのがんの中で、精巣がんが最も発症頻度が高くなっています。
精巣がんは、進行が早く転移しやすいがんです。そのため、早期発見・早期治療が重要となります。精巣にできたがんは、精巣につながっているリンパ管に広がり、精巣より上に上に進行していきます。

精巣上体炎

精巣上体とは、睾丸の横についている少しふくらんだ部分のことをいいます。「副睾丸」とも呼ばれ、精巣で作られた精子の通り道になっています。
しかし、この精巣上体に細菌やウイルスが入り込んで炎症を起こしてしまった状態が精巣上体炎です。
「精巣が腫れて痛い」と言って受診される方がおられますが、ほとんどは精巣の近くにある、精巣上体の炎症です。精巣上体炎をおこすと精巣上体が腫れて痛みが生じます。
時には発熱も認めます。また両側に炎症をおこすと、精子の通過障害のため男性不妊の原因ともなりますので、できるだけ早く抗生物質の投与が必要です。

陰囊水腫

陰嚢に水がたまってしまう病気です。大きくふくらんだり、左右の大きさが違ったりするので気づきます。痛みもなく、ほとんどは片側だけに起こります。
おもに精巣鞘膜のリンパ液の分泌過剰が原因ですが、新生児では、腹膜から連続する鞘状突起があって、そのために腹腔内のリンパ液が鞘状突起内に流入し、陰嚢水腫を形成します。 大部分の症例では、生後1年以内に腹膜との交通は自然閉鎖し、精巣鞘膜腔が形成されるので、1歳までは経過観察します。ふつう無症状ですが、ときに不快感や膨らんだ感じを訴えます。 本人か母親が陰嚢の腫れに気づいて受診することが多いものです。
大人の陰嚢水腫は、陰嚢の内側にある漿膜という部分にリンパ液がたまってしまうことが原因で発生します。陰嚢水腫の治療は、大人では吸引や漿膜の切除が行われることもあります

精索静脈瘤

精巣(睾丸)には精索という血管の束がくっついています。精索は体の上の方の大きな血管につながっていて、精巣は精索の下にぶら下がっている形になっています。
この部位に力んだ時に腫れが生じたり鈍痛がおこります。ほとんど左側におこります。寝ていると腫れはわかりません。立って力むと顕著にわかります。ゴワゴワしたジャバラのように触れます。
本来は下から上へ流れる静脈の血液ですが、逆流して上から下に流れる場合があります。そうすると、古い血液が陰嚢の中の静脈にうっ滞することになります。これが、精索静脈瘤です。
治療は外科手術によります。成人で疼痛が強い場合や、男性不妊症の原因と考えられる場合には手術の適応となります。思春期でも精巣の大きさに差がある場合は、将来の不妊を予防するため手術の適応と考えられています。

男性更年期障害

以前は、男性には関係ないものと思われてきた更年期ですが、最近では、男性にも更年期があると提唱されてきています。
男性の更年期症状には、個人差があり、更年期を迎えてもほとんど気にならないほどの症状の人もいれば、日常生活も満足にできない症状の人もいます。
男性の更年期症状は男性・女性に共通した更年期障害の症状がある一方、男性特有の症状があります。
  • 心理的症状:いらいらする。神経質になる。不安になる。憂鬱になる。
  • 身体的症状:体調が悪い。関節や筋肉が痛い。発汗がひどい。眠れない。筋力の低下。
  • 性機能症状:性機能の衰え。早朝勃起の減少。性欲低下。
男性更年期障害は、男性ホルモン(テストステロン)の減少が原因です。男性ホルモンの分泌量のピークは20代から30代で、その後、年をとるにつれて、40代後半あたりから減少していきます。
もちろん男性ホルモンの分泌量には個人差があり、分泌量の減少の仕方も人それぞれです。

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